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第一章 リーダーに必要な能力とは

8. 人格

リーダーには能力が必要なのはいうまでもありませんが、それとともに人格は絶対に必要です。人格は、仕事を進めるうえでも、部下を統率していくうえでも、重要な要素となります。

能力と人格の関係でいうと、次のようになります。

・キャリアが浅い頃・・・・・・・・・・成果=能力+人格

・キャリアを積んだ後・・・・・・・・・成果=能力×人格

すなわち、若くてまだキャリアがない頃は、能力+人格ですが、次第に能力×人格となってきます。キャリアを積んで偉くなるほど、また年を取れば取るほど、能力と人格の幅が大きく作用してくるのです。

若い頃は、能力が100あれば、たとえ人格が0でも成果は出せます。ところが、キャリアを積んで年を取るに従って、能力と人格を掛けたものが成果に表れます。ですから、この2つを高めていかないと成果はあがっていかなくなります。

ある社長の息子さんの話です。社長である父親は、小さい息子さんにいつも、「おまえがメシを食えてるのは、お父さんの会社で頑張ってくれる従業員のおかげなんだぞ」と言い続けていたそうです。そのため、その息子さんは、「お父さんの会社で働いている従業員に、感謝の気持ちを伝えるために自分にできることは何か」と考えて、従業員にお茶を出したりお菓子を買ってきて差し入れをしていたのだそうです。こうした教育を息子さんにできるのは、すばらしい人格を持った社長だと思われます。このような姿勢は、従業員にもしっかり伝わり、社長を尊敬し、信頼する気持ちになっているわけです。

リーダーたる者は、部下から見ても取引先から見ても、人として尊敬できることが重要です。器が大きい人だ、人徳がある、などと思われなければ、誰からも信頼を得ることができません。

リーダーたる皆さんは、「人格を磨く」ということを意識的に行うことが必要なのです。