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第二章 リーダーに必要な心がけとは

6. 利地の精神で仕事をする

利他の精神とは、「他人のために何ができるか」と考えることです。多くの人に「何のために仕事をするのか」と問うと、ほとんどが「自分のために仕事をする」と答えます。誰もが自分のために仕事をしているのであり、これは当然のことです。

しかし、会社において、役職を持ちリーダーになるということは、私人から公人になるということです。自分のためだけでなく、会社のため、従業員のため、 お客様のため、株主のために働くわけです。リーダーであるなら「公人」ということをきちんと自覚し、利他の精神を持たなければ務まりません。「公人として自分に何ができるのか」をつねに考えられる人になることが大事です。

とくに創業社長は、会社が成長していくに従って、マイカンパニー (私の会社)からアワカンパニー (我々の会社)に、さらにユアーカンパニー (皆様の会社)になるということをしっかり認識することです。いつまでも会社を私物化せずに、社員がいてこそ会社が成り立つのだという気持ち、株主のために利益を上げなければならないという自覚が必要なのです。

同様に、会社を上場させるときは、会社が自分たちの所有物から公的所有物になるわけです。そのときは、自分の会社のためばかりでなく、社会に貢献するということを考えていきます。

他人のために仕事をするという利他の精神を持つことは、差別化になります。自分以外の人のために何ができるかと考えていくときに、他人との差を生むものがみつかるからです。その差は、最初は極めて小さいものですが、いつかは大きな差を生むことに気づきます。