リーダーのための「人づくり、組織づくり」に特化した日本一の教育機関を目指す!
経営者向けセミナー・講習会

第二章 リーダーに必要な心がけとは

7. 部下と後継者を育成する

リーダーの重要な仕事の一つが、部下の育成、後継者の育成です。

言い換えれば、リーダーが仕事を部下に任せられるか、ということです。部下を持つ人の究極の仕事は、自分の仕事をなくすことです。楽をするということではありません。リーダーは、目の前の現業にかまけるのではなく、やることが別にあるのです。つまり、目の前の現業をなくすことで、次の仕事や新しい事業、企画にトライできるわけです。そのうえ、部下に権限委譲して仕事を任せていけば、部下を育てることができるという大きなメリットがあります。

これは組織が大きくなっていくうえでは、絶対的に必要なことです。

松下電器の創業者・松下幸之助氏は、部下について、こう言っています。

「私は学問がなかったので、入ってくる従業員が自分より偉く見えた。だから、思いきって仕事を任せることができた。そうすると皆、力を発揮してくれた」

松下氏はこのような考えのもとで、部下育成ということに傑出した才能を発揮しました。任せた部下が意欲をもって仕事に取り組み、会社の業績をあげ、育っていったのです。

リーダーのなかには、自分で何でもやらないと気がすまない人や、部下になかなか仕事を任せられない人がいます。自分の仕事を任せるには、勇気が必要ですが、そうしなければ部下が育っていかないのです。