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第一章 リーダーに必要な能力とは

1. セルフマネジメント能力

リーダーはいつの世にあっても重い責任を負っています。古くからリーダー学の教科書とされてきた『貞 観政要』いう書物があります。これは、中国・唐王朝の貞観時代 (627〜649年)、太宗という人の政治に関する言行を編録したものですが、この本にはリーダーとして学ぶことが多くあります。たとえば「九徳として、真っ先に「欲しいと思うものを見たら、足る事を知り自戒する事を思う」と書かれています。

人間最大の敵は本能という感情、つまり「欲」です。欲には、金銭欲、ビジネス欲、性欲、自己顕示欲などさまざまなものがあります。欲に対して自分を律することができない―― これが最大の敵であり、障害です 。リーダーたるものは、これらの欲をしっかりコントロールしていくことが必要であり、これがセルフマネジメント能力ということです。

欲をコントロールできないと、ものごとを判断するときに、「好きか嫌いか」「やりたいか、やりたくないか」で決めてしまいがちです。これは、組織にとって非常に危険で、道を誤る可能性が出てきます。リーダーが、多くの社員を背負って会社を運営していくなかで、自分のやりたいことをやっていたら、会社を潰すことにもなりかねません。

たとえば、外部との取引のときに自分の好みばかりを優先させる、あるいは好きな部下ばかりを優遇して、気にいらない部下は近寄らせない――これでは企業の成長につながらず、派閥が出てきて組織の一体感がなくなってしまいます。

リーダーなら、私利私欲を越えて「会社にとって本当に必要なのかどうか」「正しいか正しくないか」で判断しなければなりません。心の中に自分自身を客観的に見つめる「第三者」を置きましょう。「したいこと」よりも「すべきこと」を優先できるかどうかが重要なのです。

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