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第三章 部下を育てるには

9. よくほめる、よく叱る

仕事では、どうしてもほめることより叱ることのほうが多くなりがちです。しかし、リーダーにとっては、「部下をほめる」ということが重要なポイントとなります。ほめられた部下は自分のやったことが認められたことで喜びを感じますし、モチべーションが高まるという効果があります。

ほめるときには「よかったね」と言うだけでなく、どこがどう良かったのかを具体的にほめるのが上手なほめ方です。「キミの報告のしかたは、要点を先に言ってくれるので、とてもわかりやすい」「キミの忍耐力はすばらしい。そのおかげで完成したようなものだ」などと、その人ならではの長所をほめるのです。このように、長所をよく見てほめようと意識すると、ほめる場面が多くなっていきます。

ほめることと同じぐらいに大事なのは、部下をしっかり叱ることです。ほめること・叱ることのどちらかに片寄っていると問題ですから、バランスを取ることが大事です。

織田信長はリーダーとして傑出した才能を持ち、信賞必罰 (功績に対して必ず賞し罪は必ず罰する)が非常に的確でした。ほめること・叱ることをうまく取り入れて、強いリーダーシップを発揮し、部下を統率しました。しかし、明智光秀にだけは、叱り方が激しくしつこ過ぎてしまったのです。それが恨みを買って結局本能寺の変につながり、自分の命を落とすことになってしまいました。

叱るのは恨みにつながることがありますから、難しいものです。叱るときは自分の価値判断を加えず、「おまえはいつも」などと私慣を加えて非難がましく言わないことです。

ほめるとき、叱るときは、どの行動が賞賛に価するのか(または、問題があったのか)、取った行動の具体的事実にフォーカスして、きちんと伝えることです。

次に、それに対して自分がどのように感じたのか、率直に伝えます。「あなたは、クレームに対してただちに対応してくれたから、お客様が喜んでお礼の電話をよこした。オレはすごく婿しかった。今度の社内報に掲載しようと思っている」などと、率直に表現するのです。

具体的にどの行動に対してほめている (または、叱っている)のか、どのような影響があったのか、自分がどんな感情を持ったのか。これら3つの要素を網羅すると、ほめるときも叱るときも部下は納得できるものです。

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