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第三章 部下を育てるには

5.部下に「愛」は注いでも、「情」は注がない

リーダーは、部下に対して言うべきことをきちんと言わなければなりません。とくにミスをしたり失敗を繰り返したりするときは、きちんと言うべきことを言わなければなりません。

このとき、「愛」は注ぐ必要がありますが、「情」は決してからめないことです。「言ったらかわいそうだ」とか「これを言ったら、傷ついてやる気をなくすのではないか」と考えるときがあるかもしれません。しかし、部下に愛情を持っているのであれば、そうした情に流されず、告げるべきときには告げなければならないはずです。

言ったことによって、お互いがいっときは嫌な思いをしても、長い目で見ればその人も成長できるはずです。また、その部下を信頼し、今後も一緒にやっていきたいと思うのであれば、気持ちは部下にも伝わるものです。

「愛」を持って部下を育てる、と思うときは、その人にはどういう状態が一番大切なのかを考えてみます。その人のやり甲斐や生き甲斐、喜び、得意、好き、幸せ感などといったもののなかで、何を最も大事にしているのか、ということです。

たとえば、「あの部下は本当にこの会社で仕事をすることが幸せなのか」「得意な能力を発揮できるのか」と考えてみます。その結果、この会社に置いておくことは、その部下にとって不幸なのではないか、と考えられる場合があります。

そのときは、その人がいくら「この仕事を続けたい」と言っても、情に流されず、部門を移すとか、ほかの仕事を用意することも生じてきます。ときには、会社のエゴで特別に優秀な社員を飼い殺しにしているという状態もあります。そんな場合には、転職をうながす必要があるかもしれません。

本当に愛があるのなら、どう考えてもその人のためにならないと思われるケースでは、きちんとそのことを告げることが必要なのです。

愛を注ぐけれど情も注いでしまう人は、しょせん改革者にはなれません。リーダーであるならば、愛をもって情を切って行動する、そのあたりの感情をしっかり使い分ける冷静さを持たなければなりません。

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