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第一章 リーダーに必要な能力とは

4. 影響力

リーダーたるものは、誰にでもわかる言葉で言い続けるしつこさは、とても大切な能力です。多くの人は、自分が言葉で伝えたときは、「相手は理解しているだろう」と思っています。自分の推測で、相手が理解できたものと勝手に考えてしまうために、二度、三度と言うことはしません。

しかし概して、言う側ほどには相手は理解していないものです。ですから、リーダーは大切なことは繰り返し言い続けることです。このときには、難しい言葉で言わずに、誰もがわかる言葉で言うことです。

平易な言葉でしつこく言い続ければ、次第に浸透していきます。ときには、相手に「もう分かったよ、勘弁してくれよ」と言われるかもしれません。「しつこい」「うるさい」と言われることを恐れずに口にできるのも、ひとつの能力です。

何をおいても言い続けなければならないことは、会社の理念や戦略にかかわることです。繰り返し言うことによって、理念・戦略をより深く理解していきますし、社内の全員と共有でき、浸透を図れるわけです。

とくに、会社の規模がまだそれほど大きくなく、年商が「10億の壁」(創業後10億円を超えるのは最初の難関)のなかにあるときには、こうした理念や戦略の共有化は徹底的にやるべきでしょう。

やがて10億円を超え、30億、100億へと向かっていくときに、会社の中心人物になるのは、10億以下の時代に頑張って戦ってくれた社員です。拡大した組織のなかで、幹部になって会社を支えるためには、理念や戦略を正確に理解できていることが大事になります。 もし理念や戦略がきちんと浸透していなかったら、部下に間違った指導をしていく原因になるからです。

そのためにも、10億以下のときにいる社員に、リー ダーの思いや考え、理念や戦略などを徹底的に共有させることが重要です。大切な事柄をしつこく言い続けられることも、リーダーに必要とされる一つの能力なのです。