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16年増収中の優良企業が、利益を重要視しないワケ

「利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである」

これは、経営学の父

ピーター・ドラッカーの言葉です。

ドラッカーが言うように、

私たちが会社の経営し存続させる上で、

利益を出すことは、当たり前の条件です。

 

しかし、

当たり前と言われながらも、

増収増益を継続できる企業は、

ほんの一握りしかありません。

 

国税庁が発表した

中小企業の会社生存率では、

・設立10年後の存続率…6.3%

・設立20年後の存続率…0.4%

というデータが出ているほどです。

これを見ただけでも、

中小企業が利益を出し続け、

会社を存続させていくことの難しさが伺えます。

 

では、なぜ多くの中小企業は、

利益を出し続けることが出来ないのでしょうか。

 

その理由は多々あるのですが、そのひとつに、

「利益の使い道を間違えている」ということが挙げられます。

 

あなたの会社では、

利益をどこに使っているでしょうか。

 

少し振り返ってみてください。

 

もしかすると、

出た利益を何かのために

貯めているという企業もあるでしょう。

もちろん、

一定の留保は必要なのですが、

必要以上に残す必要はありません。

 

内部留保が多い会社は、

利益を還元されないと不満をもつ

社員からの反発が起こりやすく、

組織全体でのモチベーション低下が

起きやすくなります。

また、業務に必要な

機械や備品への投資も少ないため、

全体の生産性が低く、競争力が落ちがちです。

このような理由で、

必要以上に内部留保を抱える企業は、

長く繁栄し続けるのが難しいと言わざるを得ません。

 

では本来、会社に残った利益は、

どのように使うのが適切なのでしょうか。

 

端的に言うと、

さらに大きな未来の収益のため、

積極的に資金を費やすべきです。

 

16年連続増収を継続している、

「株式会社武蔵野」が、その好例です。

 

武蔵野が、どのように

利益を使っているかというと、

第一優先として、「顧客数を増やす」ための

取り組みや施策に、多くの資金を投じています。

武蔵野では、

顧客単価を維持し、顧客数を上げることが、

本当の意味での経営の安定に繋がると考えているため、

そのための投資は、惜しまない方針なのです。

 

そして、その次に優先度が高いのは、

「社員教育」です。

聞くところによると、武蔵野では、

粗利益25億円のうち、教育研修費に

1億円近くを投じた年もあったようです。

これは、武蔵野が、

人が成長すれば、それに比例して、

会社の業績も良くなるという考えを

とても重視していることによります。

 

そして、社員教育の次は、

「インフラの整備」に投資をしています。

具体的なエピソードを話すと、

ある年武蔵野では、事業に必要な機械を

1億円で購入しました。

 

1億円は、かなり大きい投資ですが、

この機械はわずか3年で使用されなくなりました。

なぜなら、3年後に、

1億5千万円の新しいモデルが出て、

すぐに買い替えを決断したからです。

新型の機械が、旧型に比べ、

30%の生産性アップが見込めるということで、

1億5000万円でも「買い」と判断したようですが、

とても勇気のある決断ですよね。

 

これについて、

代表の小山昇氏は

次のように話しています。

「個人はものを大切にするのが正しくても、

会社は、ものをすぐに買い替えるのが正しい。

ITツールは、新しい世代のほうが、処理スピードも省エネ性能も高いです。」

躊躇なく、より性能の良い

機械に投資をしていくことで、

組織全体の生産性を最大限に高め、

未来の利益を多く生み出す仕組みを作っているのです。

 

ここまで色々な場所に投資をして、

最後に残るのが「経常利益」です。

一般的な企業は、

利益が出たら「経常利益」を最優先しますが、

武蔵野での優先度は、一番最後なのです。

 

この例からも分かるように、

私たち経営者がやるべきことは、

会社に多くのお金を残すことではありません。

本当にやるべきなのは、

会社や社員をさらに成長させるために

適切な場所に投資をすることです。

 

利益の使い道を決断することは、

とても難しい作業ではありますが、

ここが経営者の手腕が問われる部分です。

 

あなたの会社も、

利益を適切な場所に再投資できれば、

武蔵野のように、自ずと5年、10年

増収を続ける企業へと成長していきます。

また、それに伴って、

どんな逆境でも決して潰れることのない

強い組織が構築されていきます。

 

年初に掲げた利益目標を越えたら、

それ以上の部分はすべて投資に回す。

このくらいの考えでも、

全く問題ありません。

 

ぜひ、あなたも、

長期的な会社の成長に目を向け、

そのための投資を重要視してください。

そうすることで、あなたの会社は、

顧客、従業員双方から喜ばれる、

超優良企業へと成長していけるでしょう。