信頼を築けない人が陥る罠(よく犯す過ち):周囲を巻き込むマネジメント(4回目)

上司と部下の関係で永遠の課題は

「コミュニケーション」です。

いつの時代もこの問題に直面するリーダーが多いので、

コミュニケーションをテーマにした本はいつの時代も売れます。

 

では、なぜこうもコミュニケーション不全が起きるのでしょうか?

 

私は、ずばり、

リーダーシップを身につける前にマネジメントを学び、

マネジメントで人を動かそうとしている結果であると考えています。

 

あなたは、今突然部下から

マネジメントとは?

リーダーシップとは?

と質問をされたらなんと説明しますか?

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

この質問を問いかけると、

なんとなくはわかっているとは思いますが、

しっかり定義づけて話しのできないリーダーが多いのに驚かされます。

要するに、意味を理解せずになんとなく使っているということですよね。

 

ネット上にいろいろな説明はありますが、

言い方の違いであって、

そんなに言っていることは変わりません。

 

私のプログラムでは

 

マネジメントとは、

経営資源を(人、物、金、情報、時間)を最大限に開発・活用して、目標達成する能力。

 

リーダーシップとは、

「正義感」と「貢献心(人の役に立つ)」という

二つの軸に裏打ちされた強い使命感を持ち、

流れを先読みし、

周囲とコミュニケーションプロセスを通して、

肯定的影響を与えながら次なる流れを自ら作り出せる能力

 

と定義づけています。

 

一言でお伝えをするのであれば、

マネジメント = やりくりする能力

リーダーシップ = 人を導く能力

と受講生には伝えています。

 

ここがリーダーのよく犯す過ちなのです。

 

ダメなリーダーほど、

売り上げのあがらない原因や部下の育たない原因を、

まだ自分が知らない何らかの特殊なスキルやテクニック(マネジメント)のせいにして、

それさえ知れば問題は解決すると考えています。

そして、他人がやっているやり方やスキル(マネジメント)の情報を得たいと一生懸命になる。

手に入ると次々と試して、結局どれもうまくいかない。

そして、決して人としての自分(リーダーシップ)に問題があると言うようには考えずに、

自分が得たスキルやテクニック・情報のせいにして、

いつまで経っても何も解決しないという迷走を続けるのです。

 

目標達成するには、

実際に手を動かして、

金、物、情報、時間をやりくりしてくれる「人」が必要です。

その人たちに良い影響を及ぼすことができなければ、

例え「やりくりする方法(マネジメント)」がわかってても、

目標達成には至りません。

 

どんなに優秀な人でもリーダーシップがなければ誰もついていきません。

いくらMBAを学んでも、

リーダーシップがなければ仕事の成果を出すことはできません。

要するに、リーダーシップのないマネジメントは

最終的に失敗に終わるということです。

 

よく考えていただければわかると思いますが、

いくらやりくりする方法(マネジメント)がわかっていても、

そこまで人を導く能力がなければ成果は出ませんよね。

 

成果を出すためには

マネジメントもリーダーシップも両方大切です。

でも、優先順位をつけるのであれば、

まずはリーダーシップを身に付けなければ、

永遠の課題である上司と部下のコミュニケーション不全は

解消されないと私は考えています。

 

この二つの言葉の定義と優先順位をしっかり理解して、

部下を目標達成に導いてあげてほしいと思います。

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