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ハードワーク万歳!!~間違った「働き方改革」

最近「働き方改革」という名のもとに、

各企業が様々な取り組みをしています。

 

そこで私が一つ違和感を感じているのが、

定時退社や休日を増やすなど、

ワーク・ライフ・バランス推進の

延長線上のような動きが多いことです。

 

働き方改革の目的を今一度整理してみたいと思います。

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働き方改革は、

一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。

多様な働き方を可能とするとともに、

中間層の厚みを増しつつ、

格差の固定化を回避し、

成長と分配の好循環を実現するため、

働く人の立場・視点で取り組んでいきます。

※引用:首相官邸「働き方改革の実現」

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それにもかかわらず、

長時間労働をすることがすべてダメなような風潮があることに

私は違和感を覚えてなりません。

 

ポイントは、上記の目的に記載のある

 

「多様な働き方を可能とするとともに(中略)

働く人の立場・視点で取り組んでいきます」

 

という部分です。

ということは、

仕事が大好きで、

寝食忘れて働きたいと思っている人の視点はどうなるのでしょうか?

 

もちろん、意味のない残業代稼ぎのようなダラダラ残業や、

不当に働かせる、コンプライアンスに問題のある

間違ったハードワークをさせることは絶対にダメです。

 

例えば

・やりたくない仕事を罰のようにやりたくない人間にやらす

・度を越えた能力以上の仕事を与えて精神的、肉体的苦痛を与える

・ろくな教育、指導もしないで仕事を放り投げる、そのフォローもしない

・残業を強制しておいて手当を払わない

・サービス残業をしているのに「部下が勝手にやっていることだ」と会社や上司が逃げている

・手当は払っているからと、過重労働を見て見ぬふりをしている

などなど、これが世でいうブラック企業であって、

ハードワークが問題なのではないのではないでしょうか。

 

能力を高めるために、

もっと働きたいと思っている人、

もっと難しい仕事にチャレンジしたいと思っている人はいるはずです。

やる気のある若い人は、能力をつけるために

ある意味ハードワークが必要な時、したいときだってあります。

 

では、何がよくないのか?

例えば、

・何かあった時に上司に声を上げられない関係性

・上司と部下で仕事の進捗を確認しあって、無理をしていないか配慮する指導がない

・本人の特性や思考をよく認識せず「本人のため」という大義で無理なハードワークをさせる

・昼間の時間の使い方に無駄が多いのに、

夜ダラダラと「忙しい」と勘違い?振り?をして無駄な残業を繰り返す

など、こういったことに問題があるのであって、

決してハードワークに問題があるのではなく、

ダイバーシティー、すなわち

多様な働き方「フレキシブルワークシステム」がないことが問題なのではないでしょうか。

 

その時その時の人生のステージや環境の変化で

世の中にはいろいろな人がいます。

 

・若く、結婚もしていないので、

今のうちに能力を身に付けるために、

めちゃくちゃ働きたいと思っている人

 

・小さい子供がいるので、

送り迎えがあり、病気になった時も

気兼ねなく早退や欠勤がしたい人

 

・子供が大きくなって

手がかからなくなったので、

無理しない程度に働きたい人

 

・子供が欲しいにもかかわらずなかなか恵まれず、

大変な思いをしながら妊活をしているので、

気兼ねなく早退や欠勤がしたい人

 

・大人になって

介護が必要なお年寄りを抱えているので

気兼ねなく早退や欠勤がしたい人

 

・子供をつくらないと決めて、

二人の人生を楽しむときめて

バリバリ働くことをしたい夫婦

 

こういった多種多様な人達が、

その時その時にあった働き方を、

したいときにできる環境、

要するに

「フレキシブルワークシステム」

が必要なのではないでしょうか。

 

ちなみに当社は、一定のルールはありますが、

全員テレワーク(在宅)で、

土・日、夜、祝祭日の仕事は禁止。

遅刻、早退、途中休憩、欠勤、全て自由です(笑)

自由の裏腹には自己責任も問われますが、

みんな一生懸命に仕事をしてくれています。

 

日本の歴史や文化がそうさせているのかもしれませんが、

今の日本企業は、残業を減らすということ自体に

舵を切りすぎている感があります。

働き方改革の目的は、働く時間を削ることではないです。

 

「多様な働き方を可能とするとともに(中略)

働く人の立場・視点で取り組んでいきます」

 

とあるように、

「それぞれの人生のステージや人生観・仕事観に基づいて、

働くことの楽しさを提供すること」

これが本来の目的なのではないでしょうか。

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