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リーダーの「器」って何??

「組織は、リーダーの器以上でも器以下でもない。

組織は、リーダーの器そのものだ」

とよく言われますが、

そのそも「器」って何でしょう????

 

あなたは、

『リーダーの「器」って何ですか?』

と聞かれたらなんて答えますか?

ほとんどの方は、

「心の広さ、大きさ・・・・」

「度量の大きさ・・・・」

「受けとめる懐の深さ、許容量の大きさ・・・・」

など、分かったような、分かっていないような、

そう言う曖昧な返事をするのではないでしょうか。

 

ネットで調べても、

 

「リーダーの器とは、

どれだけ受け止める許容量を持つかということ。

色々なことが起きる現実を、

素直にそして正面から受け止められる、その大きさ」

 

などと書いてあったりしますが、

今日は、改めて、

この「器」について考えてみたいと思います。

 

「器」とは、読んで字のごとし、

「うつわ」ですから入れ物です(笑)

ということは、

いろいろな出来事や価値観を入れられる

大きい「心の入れ物」をもっているリーダーを

「器の大きいリーダー」

ということになります。

逆に、いろいろな出来事や価値観を入れられる

小さい「心の入れ物」をもっているリーダーを

「器の小さいリーダー」

ということになります。

これだけだと、言っていることに代わり映えはないので、

こんなふうに考えたらどうなるでしょうか。

 

先日、こんな文章に出会いました。

 

『水を四角い形にしたいとき、あなたはどうするだろう? 

「四角くなれ!」と命じるだろうか。

殴ったり蹴ったり、握り締めたりして、

四角くしようとするだろうか。

そんなことをしても、水は形を変えず、飛び散るだけだろう。

水を四角くしたければ、四角い容器を用意すればよい。

水は自ら、四角い空虚を埋めようとして、四角くなる。』

 

例えば、四角い正方形の鉄の入れ物に

その正方形より大きい丸い氷を乗っけたとします。

その丸い氷は、時間とともに溶けて丸い部分がそぎ落とされて、

見事に四角い器にはまり込み、

もともと丸かった氷は見事なまでに四角くなります。

 

組織でいうと、

自由闊達で言いたいことを言い合えて、

角のない丸い風土の組織だったので、

弾みがつくと勝手に転がっていくような柔軟性のある組織でした。

ところが、新しいリーダーは角の立つ、

部下に物を言わせないタイプで、

組織は長い時間をかけて、

その新しいリーダーの「型」にはまっていって、

角のあるギスギスした風土の部署になってしまう

みたいな感じですかね。

この例え、分かりますか?(汗)

 

要するに、器には「大きさ」もありますが、

「型」もあるということです。

組織はリーダーの影響を大きく受けます。

米マサチューセッツ工科大学元教授

ダグラス・マグレガー氏が提唱したY理論では、

人間は仕事嫌いなのではなく、

管理者次第で積極的に仕事に取り組み、創意工夫をこらし、

組織の目的に積極的に貢献することができると指摘しています。

Y理論の主張は、個人の内側から湧き出す

内発的モチベーションの議論に通じる。

また、管理者が部下のモチベーションに対して、

強く影響を及ぼす存在であることも確認できています。

 

ですから、簡単に言うと、

良くも悪くも部下はそのリーダーの「型」にはまっていくのです。

リーダーが、

厳しいタイプのマネジメントを好む人であれば、組織はそうなっていく。

甘いタイプのマネジメントを好む人であれば、組織はそうなっていく。

いい加減なタイプであれば、組織はそうなっていく。

時間に厳しいタイプであれば、組織はそうなっていく。

だから、組織はリーダー次第だと言われるゆえんなのです。

 

まとめますと、

「器」には「大きさ」と「型」があります。

要するに、リーダーの器とは、

 

「目標達成に向けて起きる現実を、

素直に、そして正面から受け止められる許容量の大きさと、

人を正しい方向へ導くことができる型を持っているリーダーのことを言う」

 

こんなふうに考えた次第です。

いくら受け取る器が大きかったとしても、

その型が作りたい形になっていなければ、

出来上がりはイメージしていたものとは

かけ離れたものになってしまいますからね(笑)