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投資家は企業の何を見てお金を出すのか?

先日あるベンチャーキャピタルの方とお話をしていて、

「やはりそうか」と改めて感じたことがある。

ベンチャーキャピタル会社の方は何を見て

「お金を出そう」と決めるのか?

それは、

1)経営者の人柄

2)経営能力

3)ビジネスモデル

の順番で見ていくそうだ。

 

なぜ一番が「経営者の人柄」なのかというと、

人は一人で生きているわけではないように、

企業も一社で成り立っているわけではない。

いろいろな人達に支えられて成り立っているのが企業。

だから、人柄が優れていることにより

人を集める能力(応援される能力)があり、

いろいろな人々から協力が得られやすいと判断するようだ。

 

逆に人柄がよくないということは、

人の助けが得られないので

会社が上手くいかない可能性が高いという判断をする。

 

昨今の企業不祥事もそうだが、

全てはその会社の経営者の考え方が反映されたもの。

京セラの創業者で日本航空の再建にあたられた稲盛和夫さんが、

 

「会社は、経営者の器以上でも以下でもない。

経営者の器そのものだ」

 

と言っていたが、まさしくその通りだ。

やはり、〇〇会社という船にたくさんの従業員を乗せて、

途中従業員を増やしたり、減らしたり、乗せ変えたりを繰り返しながら、

長い長い船旅に出るのが経営。

それぞれの従業員がオールを持ち

配置された場所で責任を持って舟をこぐ。

その際まだ船(会社)が小さくオールを持つ従業員が少なければ少ないほど、

オールを漕ぐ一人ひとりの力が、

舟(会社)に及ぼす影響が大きい。

そう考えると、会社が小さければ小さいほど人間性は重要であり、

能力の前に人間性を重視するという考えは正しいのではないか。

 

私が好きな

「ビジョナリーカンパニー」

 

という名著に下記のような文言がある。

 

『・・・偉大な企業への飛躍を指導したリーダーは、

まず始めに新しいビジョンと戦略を設定したのだろう

とわれわれは予想していた。

事実はそうではなかった。

最初に適切な人をバスに乗せ、

不適切な人をバスから降ろし、

適切な人がそれぞれにふさわしい席に座ってから、

どこに向かうべきかを決めている。

「人材こそが最も重要な資産だ。」

という格言は間違っていた。

人材が最重要の資産なのではない。

適切な人材こそが最も重要な資産なのだ。・・・』

 

あなたはこの文章を読んで何を感じただろうか。

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